■ヨウルプッキ

サンタクロース誕生の地と言われるフィンランド。フィンランドではサンタクロースのことを「Joulupukki(ヨウルプッキ)と言います。ヨウルはクリスマス、プッキは雄ヤギを意味します。
もともとフィンランドは冬至を一年の農作業の締めくくりとして、また来る年の豊作を願って祭りをしていたそうです。その豊作のシンボルが雄ヤギだったことから、そのままクリスマスにも飾りとして祭られるようになり、ヨウルプッキと呼ばれるようになったそうです。
■クリスマス・イブ

1年のハイライト「クリスマスイブ」。正午きっかりにトゥルクで「クリスマスの平和」が宣言され、祝辞や挨拶が述べられます。これが祝辞の開始を告げるものとされ、そのラジオを聞いてからクリスマスの食事を始めます。そして日没には家族は教会へ行き、墓にろうそくを灯します。ちょうど日本のお盆でしょうか。ろうそくの光や花輪などでフィンランドの墓地はとても幻想的で美しい光景となります。
 家に戻るといよいよサンタクロース(ヨウルプッキ)がやってきます。サンタは玄関のドアから「いい子はいるかな?」とききながら入ってきます。一方子どもたちはサンタの助手であるトントゥ(妖精)の格好をし、サンタの質問に「はい」とこたえるとプレゼントがもらえるのです。「寝てる間に枕のそばにそっと」という日本とは違い、子どもたちはサンタと楽しく遊ぶことができるのです。
■クリスマス・ディ

クリスマス当日は、他の国々とは違い、とても厳かに過ごします。家族や親族と共に教会に行ったり、静かに本を読んだりするのが伝統になっています。

フィンランドのクリスマスは、普段忘れがちな先祖や伝統を思い起こし、地球の平和を願う、一年のうちで最も大切な行事なのです。






■ピックヨウル

キリスト教徒は通常、クリスマスの4週間前の日曜日から、教会でクリスマスの特別なミサが始まります。日曜日ごとに1本ずつろうそくを灯していくのです。これがクリスマスまでの準備段階となるのですが、フィンランドではその何週間も前の10月頃からクリスマスの準備を始めます。
大抵は女性団体がクリスマスバザーにむけて飾り作りに精を出し、その楽しい夕べの集いを“ピックヨウル”つまり“小さなクリスマス”と呼ぶのですが、実際はそのほとんどは‘飲み会’(日本の忘年会のようなものだそうです)が多いそうです。
日本とは違い、クリスマス当日は家族だけで過ごす神聖な日なので、その準備だけは楽しく仲間と過ごしたいのでしょうか。
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